wazumi32のブログ

節約と、子育ての日々の記録です。趣味は漫画を読む事。家族のレジャーはバイク、旅行、キャンプ

メイドインアビス一巻。アニメも可愛いけど漫画も良い世界観。

 

 

その世界観に騙される…。

 

 

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前々から面白いと聞いていた、メイドインアビスの単行本を買いました!

アニメを2話見て即購入です。

 

ちょうど『ダンジョン飯』の全巻を本棚に入れたところだったので、潜る=「ダンジョンブームだなぁ」なんて安直な思いで読み始めました。そこここで狩りをしたりして、料理をするところもちょっと似ています。

 

食事シーンや生物図鑑が出てくるのは、作者が世界観を創り込んでいる証拠ですよね。異世界モノが流行っていますが、異世界を書く、描くのって、もうそれが趣味の域でないと難しいです。書きたいストーリーから思いついた場合には面倒くさい事この上ありません。だから量産される"転生"または"転移"。

肉っぽいものが出て来たら、「ふうん、これはチキンに似ているな」とか言っておけば良いんです。外国の料理を見てすら「うえー、あんなもん食いもんじゃない」「美味しくなさそう」とかあるのですから、"転移"の場合は食べれたものじゃないとか、アレルギーで死にかけるとかになりそうですけど。言葉も通じない場所でガチのサバイバル生活。

それをも乗り越える"転生"の設定はすごい。その地で生まれ変わる事によって、言語や身体に起こりそうな問題の説明を難なくクリア。ゲーム世界が舞台なのと大して変わらない状態でスタートできます。素人小説における発明ですね。

 

メイドインアビスのあらすじ 

 

話がずれましたがメイドインアビス。アニメと少し展開の違う箇所もありますが、概ね同じように進んでいます。アニメの展開もテンポ良く上手くまとまっていますが、漫画の方がより世界にのめり込ませるように計算されているように感じました。

 

世界で解明されていない唯一の場所、人々の憧れである大穴「アビス」。夢を求めて探窟家が集い、大穴の淵を覆うように広がる街「オース」。

アビスでは前文明の様々な道具が発見されており、より深い層ではより珍しい物が見つかる。

ただしアビスの中は危険な生物や、進むのも困難な道に加え、一度潜って上に戻ろうとすると呪いが降りかかるという鬼畜仕様。

酔って吐くという軽いものから、全身の穴から血が噴き出す、確実な死、とえげつないものまで。

 

孤児院に暮らす、アビスに憧れる少女リコは、第6層の深部まで到達した英雄、殲滅のライザの娘。孤児院の収入源である第一層の探窟中、深部にいるはずのモンスターに襲われた所を、アビスの底で造られたと思われる機械人形に助けられる。

頑丈さや武器以外、限りなく人に近い機能で造られた機械人形は記憶をなくしており、リコは彼をレグと呼ぶことにした。

ある日、アビスに姿を消したままのライザの遺留品が引き上げられる。

その中の一つのメモに記された、”奈落の底で待つ”。これが自分宛の、母からのメッセージだと信じたリコは、レグと共にアビスへ潜る決意をした。

 

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1巻の印象に騙される

 

可愛らしい絵柄に、個性あるキャラクター。

設定が良く練られている事が分かるやり取り。

アビスと言う得体のしれない、おそらく前文明的な場所への冒険。

キャラクターの頭身が低い絵柄と言うと、今期アニメがリメイクされる『魔法陣グルグル』や、『幻想大陸』なんかを懐かしく思い出しました。グルグルはともかく、可愛い絵柄のファンタジーって意外とダークだったりするんですよね…。