wazumi32のブログ

節約と、子育ての日々の記録です。趣味は漫画を読む事。家族のレジャーはバイク、旅行、キャンプ

今一番怖い事はもちろん、失う事だよ。

戦争の最中でも、飢饉に苦しみながらも、産み育てた先祖があるから現代があると思います。大学に入れられないなら産むなと言う現代人は人口増加にセーブをかける本能というやつなんでしょうかね。

 

 

 

上の子3歳、幼稚園年少の息子です。

 

幼児期はニュースを見せない方が良いって言うよね、とママ友が言っていました。

 

息子が3か月の時から私が働き始めた為、テレビ一日つけっぱなしな義父母に預けていました。子供向けの番組を録画して延々見せていたように思いますが、ニュースやワイドショーも流れていたようで。

しかも、息子は別に興味を示しているわけでもないのに「殴って殺すなんて酷いね」とか「可哀想だね」と話しかけるので、3歳になったばかりの息子が「なぐりころす!」と言ったりしました。

 

どうなんでしょうか。

親としては「そんな言葉を覚えて嫌だなぁ」とは思いつつも、どうせ小学校までには覚えてくるのだし、「悪い言葉だからあまり使ってはいけない」と話して聞かせれば、理解しているみたいです。

 

難しいのは「お前、やるじゃねえか」みたいな言葉。「お前なんて使ったらいけない」と言いますが、アニメなどを見てると悪い意味ではなく使われますよね。

乱暴な言葉だなぁ」と教えていますが…まあそのうちニュアンスを理解するでしょう。幼稚園に通った以上、言葉遣いなんて気にするだけ無駄なのです。

 

私は息子が気になった事なら、難しいニュースだろうが何だろうが回答してきました。先回りして説明した事も多いです。天気とか、動物とか、息子が触れた物は絵本や体験施設で、浅くでも理解できるようにしてきました。ちょっとでも興味を持ったらすぐ図書館。ポケモンが好きならポケモン図鑑を買っておき、知らないポケモンが出てきたら調べられるようにしました。

分からない事=本で調べる、が当たり前に身に着けばいいなと思ってです。

 

 

全部説明した事は、良いか悪いかはわからないですね。3歳、物心がついて息子には一度リセットがかかったような感じがします。私の性格を継いだのでしょうが、一つの物事にのめり込むタイプでは無いので、興味が移れば忘れてしまうんでしょう。

でも「何で?」攻撃は少ない子でした。もう知ってたんだと思います。「~だよね?」という事は多かったですね。多くの男の子が覚える電車の名前はさっぱりでしたが、一応「息子は物知り」と言われていました。

 

大変な間違いをしてしまったかもしれない、と危惧している事があります。

それは、死について。

一番最初に話すとっかかりは食物連鎖です。動物や魚の事を説明するのに、食われる側の命が失われる事を(別に大げさに言うわけではなく)話したり、交差点で右左を確認しなければ交通事故で死んでしまうよ、とか。今ある安全が、決して保障されたものではない事を教えた方が良いと思っていました。

 

よく自分の子どもに向かって、「絶対に守るから」と言うようなことを語りかける親の場面がありますが、私は息子が産まれた時に、「絶対に守るなんて出来ない」と思いました。

息子は他人です。私の意志では動かない。赤ん坊なんて少し病気になれば死ぬし、何か口に入れて窒息して死ぬし、転んで頭をぶつけたりして死ぬかもしれないし、歩いている時に手を放して飛び出すかもしれないし、事件に巻き込まれるかもしれないし、地震や火事が起きるかもしれないし…死ぬ要因が多すぎるじゃないですか。昔は「7歳までは紙の命」と言ったと言います。

勝手に動くし、息子が一人で生きられるように目を離さなければならない時も来る。

天敵がいると分かっていて巣立ちをさせる鳥と変わりありません。小学生になったら、一人で登下校しなければならない。息子が生きる時代に何が起きるかもわからないですし、今あるいじめ問題や過労死などの当事者にならないとは言えません。

それでとにかく、「生きたい」という本能を引き出しておきたいと思いました。

 

ところが息子が最近「死ぬのが嫌だ」とよく言います。

私が「死ぬのが怖い」と思って眠れなくなったのは小5くらいでしたか。親に相談するのは抵抗がありますし、友達に相談して友達を怖がらせたらいけないと思ったりして、しばらく悩んでいました。それが成長の段階かも知れませんが、自分の性格が暗くなったと思うんですよね。出来ていたことが出来なくなったり、楽しい事も楽しめなくなったり。

生まれなければ死なないのだから生まれなければよかったかも知れない。

自分の子どもを育てたいと思った時も、生まれさせて良いのだろうかと考えた事もあります。貧乏だからとかじゃなくて。

 

だから息子には、悩みを親に話す事に抵抗が無いうちに悩んでしまえばいいと思って、死というものを説明するのにオブラートを使わなかったんです。

「死ぬのが怖い」と言う息子に、「じゃあお母さんの手をしっかりつないで道を歩きなさい、良く食べて良く眠りなさい」と言ってみたり、「怖い怖いと思って人生を過ごすのはもったいないじゃない?」と言ってみたり、色々方向を示しているのですが、悩みは尽きない様子。

息子は他の事でも、人の言う事を聞かない部分があります。聞いているのに参考にしないって感じです。暖簾に腕押しでやきもきしますが…。

これはとってもかわいそうな事をしてしまったのでは?と悩んでいます。自分は小5からで済んだものが、3歳からずっと思い悩んでしまうかもしれません。

自分なりの答えを見つけて吹っ切れてくれればいいなと思います。

100歳でも死にたくないそうです。若さ故か、始皇帝のような生への執着となるのか。私は子どもが生まれたら、自分の役目が終わった感が少しあります。もちろん育てなければいけませんし、一緒に時間を出来るだけ長く過ごしたいですよ。

 

妹が産まれた事もあり、お決まりの「赤ちゃんはどうしてできたの?」も言うようになりました。さすがにこれは詳細を説明しないですね笑

こうのとりやらキャベツ畑やらで濁しています。

でも、特に虫の本とかって幼児向けでも交尾の写真が普通に載っていますから、(「結婚します」とか書いてある)虫や魚が好きな子は頭が良ければ気が付くかもしれませんね?