第二子出産の備忘録 陣痛〜出産まで
第二子は予定日より早いだろうと言われていたけれど、
本当に3週間も前に産まれてしまいました。
出産の前日に妊婦健診があり、内診で子宮口を診るために手を突っ込まれたのが起因では無いかと思います。痛かったなぁ。
朝、夢うつつに生理痛のような痛みがあり、
「まさか陣痛...?」
と思いながらグダグダと目覚めると、
破水が起きていました。
布団がグッショリとまではいかないですが明らかな異変。
産まれるなんて思っていないものの、マタニティ読本を見ると"破水は病院"と書いてあったので、トーチャンを起こし上の子の幼稚園の支度を頼み、病院に電話して陣痛タクシーを呼びました。
陣痛タクシーは登録しておいたのに、「今は配車が出来ず20分後になる」との事。これは良くあります。
陣痛タクシーを手配したまま、まだ完璧に揃ってはいない入院セットを持って先に捕まえられるタクシーがいればと一本通りに出たものの、家の側はタクシーが通る事が少なく、結局黒塗りの陣痛タクシーらしき車が家の方へ向かったので追いかけると案の定陣痛タクシーでした。
タオルを持つべきでしたが忘れてしまいました。幸い車内で色々出なかったので良かった。
運転手さんはとても運転が丁寧でした。
9:30 病院に着くと、診察まで30分くらい待たされる。痛みがほとんど無かったので余裕でしたが...。
10:30くらい。もう髪の毛が触れるくらいにはなっている、高位破水だろうという事で陣痛室へ。
11:30 じわじわ痛みが強くなって来る。スマホで銀魂を読みながら気を紛らわせ、「そろそろ産まれるかも」とトーチャンにメール。
12:30 全然痛くもならず昼食が来る。たまたまその日は冷やし中華で、とても食べ辛かった。
15:00 診察。先生が手を突っ込む。産道が柔らかくなっているとそれ自体はあんまり痛く無い。
急に陣痛へ変わる!上の子の出産の痛みを体が思い出し、やたら怖くなる。
15:30 完全破水。
陣痛時の呼吸を「ふー、ふー、」に変える。痛い時はもう銀魂を読んでなどいられない。
隣室の分娩室から出産の叫び声、怖い。
反対側の陣痛室から、苦しそうな声と陣痛促進剤の説明と深刻そうな状況が聞こえる。
私は軽い方だ...となんか遠慮する。
一時、赤ちゃんの鼓動が弱まっていると看護師さんから説明がある。モニターが付いていれば、異常が起き次第先生が飛んで来るので、気にし過ぎない。赤ちゃん頑張れと祈る。水を飲むように言われたので頑張って飲む。
16:00 陣痛時は声を出さなきゃいられなくなる。ベッドの両端を握って下半身に力が入らないようにする。さすがに看護師さんを呼ぶ。
内診。先生がごりごり広げるのでめっちゃ痛い。5cmくらいと言われる。
16:10 さっきよりものすごく痛い。内診でさらに広がったに違いない。先生を呼ぶ。
内診、7cmくらいと言われる。痛い。
力みたくなったら呼ぶように、と言われる。
(この時だけ出産が重なってバタバタしていた)
16:20 もう完全に力みたい。先生が内診する度に段階が進んでいる。
「分娩室に移動した方が良さそう」と看護師さん。点滴につかまりながら頑張って移動する。多分歩けるギリギリだったと思う。
16:30 分娩台に乗る。乗るのも辛いけど何とか自力で乗る。「はあああああ〜!」と叫んでいると、「ふーう、うん!ふーう、うん!」と言ってくるので、(あーじゃ無かったか...)とか考えながら呼吸を変える。
表面的には痛みでまったく冷静では無い。下半身が千切れそう。
2回くらい「ふーう、うん!」をやると、「お母さん、もう終わってますよ!」と看護師さん。
「え?」と混乱してしまい、叫び声は急に止められない。赤ちゃんって肩まで出ると突然痛いのが終わって、ずるずるーっとなし崩しに出てくる。「下を見て!」と言われたので言う通りにすると、赤ちゃんが出てくるのが見えた。
へその緒が一回首に巻いていると言われていましたが、変に力まなければ軽く外れるそうです。大体、3割くらいは絡まっているとか。
陣痛の時間が短かったために、上の子の時のように麻痺というか、あんまりハイにならず、裂けた会陰を縫われる時がとっても痛かった。というか、多分研修医?下手だった...。
こっちも頑張りモードは出産で使い果たしたので、チクチク刺されるのに「痛、痛、」と逃げ回る。
次の日、背中が筋肉痛になりました。上半身に力を入れ過ぎたようです。