悪い子じゃないもん...息子は3歳のイヤイヤ期
他所の子を側から見ていると、
「ちょっと怒りすぎなんじゃ...。」
とか、
「あの子、他の子よりしっかり出来てるのに...。」
と、口出ししたくなる場面があったりします。
子どもが可哀想、だけじゃなく、
怒ってるお母さんも悩んでいるのがわかるんですよね。
だから、
「そんなに怒らなくても良いんじゃない?」
と言ってあげたくなっちゃう。
しかし!
それは救われる言葉にはなりようもない。
自分の子育てが間違っているのか?という不安を増幅させ、よりイライラするだけなのです。
(言わなくて良かった...。)
それがわかったのは、自分の息子がその段階を迎えたから。
産まれたばかりの妹が大好きなお兄ちゃんですが、やっぱり寂しいだろうとスキンシップは取るようにしていました。
でも、
食事のクチャクチャ食べと箸を舐めるのを何度注意してもやる(日毎、回数は減少)
トイレに行きたくなくておしっこをちびる。
上の問題はそれぞれ、
最低限の食事のマナー。
トイレ?と聞いても「違う」と嘘をつく。
私の中で、「これだけは叱る」と決めているラインを何度も何度も越えてきます。
これだけは叱る、それは教育方針なので、見かけて見逃すわけにはいかない。
小賢しくなってきた子どもは、わがままを通したい欲と怒られるのが嫌の間をうろうろしている。
時間をとってがっつり話して、子どもがわかっていてくれても、行動が伴わないようなのです。合理的な判断が出来る子どもなんてそういないですよね。
叱ってばかりいると、怒りたくないのに怒らせる事に腹が立ってきます。
それで、小さな事にもイライラ苛々してしまう。ちょっと乗っかってくるとか、足にチューしてくるとか、テレビを見て返事をしないとか、赤ちゃんを強く触り過ぎているとか。
何で言われたことをやめないのか。
悩んでいた時、遊びの最中にトーチャンの目に子どもが指を突っ込んでしまいました。
「ぎゃー、目が!!」
と大げさにのたうちまわるトーチャン。
息子がごめんなさいをしないため、
「もう目が見えなくなる。救急車呼んで。」
と倒れていました。
すると、大泣きする息子。
「泣いたってどうにもならないでしょう、ごめんしなさい。」
と言うと、
「わざとじゃない...。」
と泣きわめきます。
それでしばらく泣いた後、
「僕は悪い子じゃないもん...。」
とポツリ。
しばらくしてごめんなさいをして、トーチャンの視力は無事に復活しました。( ´△`)
でも「悪い子じゃない」って言葉に、私は「ああ、そっか」と反省したんです。
最近人の話を聞かないことが多かったので、「悪い子だね」という怒り方をしたり、
どうしたら、と悩んで息子を見ているうちに、
「今のはわざと」「こういう時は嘘ついてる」と分析した事を話していたり、
息子が赤ちゃんに近づく度に、
じじばばやみんなが「優しく」「気を付けて」と毎回毎回言っていたり。
息子にしてみれば24時間、疑われて監視されているようなもの。
悪い子の前提で全てを見られていたのかな、と。
息子がやたら貼り付けたような笑顔を向けて来るので、「気持ち悪いヤツだな」と普通に捉えていたんですが、ごめんよ息子。
カーチャン、最近そういう笑顔を向けていなかったかもしれないね。
ちょっと意識して言葉かけを変えてみようと思いました。あと、口角を上げて笑うように。
本当は、息子より良い子はいないって思っているよ。